ヴォラトルのコックピットにいると、あらゆることが明確に見えてきます。高高度での静かで優雅な飛行を楽しんでいると、自然と心が落ち着き、思慮深く満ち足りた気分を味わえるでしょう。数千フィート下の地上では、巨大なデルタウィングの影が静かに横切った次の瞬間、その街や州や国は巨大兵器による爆音と業火に包まれます。まさにヴォラトルの本領発揮です。
(Warstock Cache & Carryでの解説)
「強盗:ドゥームズ・デイ」アップデートで追加されたヴォラトル。空に突然巨大な三角形が現れたら、それは戦争の合図です。黒い雨を降らせる1機を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:なし
名称:ヴォラトル(Volatile)=揮発性(英語)
分類:飛行機
乗車定員:4人
購入価格:$3,724,000(「強盗:ドゥームズデイ 第3幕:ドゥームズ・デイ・シナリオ」をクリアで$2,800,000に値下げ)
備考:保管には格納庫が必要。マップ上では専用アイコンで表示。武装車両のためパッシブ不可。
モデルの考察
モデルはイギリスの戦略爆撃機であるアブロ バルカンですね。冷戦初期に作られた機体で、核兵器の搭載が想定されている大型のデルタ翼機です。映画「007 サンダーボール作戦」ではVindicatorの名前で出演したことも。
飛行性能
まず目につくのはその巨体。グランド・セノーラの飛行場では滑走路の横幅一杯に広がるサイズで、離着陸に気を遣います。
機動力に関しても見た目通りの鈍重さで、アクロバット飛行でもしようものなら直ぐに失速して墜落してしまいます。特に気をつけたいのは衝突を回避するために急いで高度を上げようと機首上げをして失速することで、巨体で距離感が狂うとこういった事態が起きがちです。
速度自体も遅く、速さや軽快さとは無縁の機体となっています。せめて最高速だけでも速かったら良かったのに。
戦闘能力
爆撃機ということでメインの武装は爆弾。他の航空機だと50発までしか爆弾を搭載できませんが、ヴォラトルは倍の100発を搭載することができます。盛大な爆撃を仕掛けましょう。
後部座席には機体上部と下部に取り付けられた機関砲の操縦席があり、それぞれ1名ずつ座ることができます。ヴォラトルの武装は爆弾と機関砲しかないので、機関砲の役割が重要となります。強盗:ドゥームズ・デイの準備ミッションでも、パイロットの爆弾投下テクニックと機関砲担当の射撃テクニックが合わさらないと攻略は難しいでしょう。
耐久性に関しては意外と貧弱です。ちょっとした衝撃で爆発してしまうので、巨体が木や岩に当たらないよう注意深く操縦しましょう。
ちなみに、チャフやフレアを装備することでミサイル対策ができますが、仕様かバグかヴォラトルはミサイルの接近・ロックオン警報が鳴らないのでいつミサイルが飛んできているかが分かりません。敵に狙われたらもうお手上げです。
カスタマイズ
カラー変更とボディーペイントで印象を大きく変えることができます。ボディーペイントには迷彩や黒塗りといったステルス機らしいものからバブルガムのペイントまであります。萌えアニメ仕様のペイントがされた巨大爆撃機って異様過ぎる。
感想
デルタ翼の巨大爆撃機と、キャラが立っていて見ている分には良い機体だと思いますが、買ったところで使いようがないのは事実です。戦闘能力も移動速度も並以下で、ソロでは運用するには全く向かない機体ですからね。コレクションとして持つ分には良いと思いますが、それだと割引込みで280万ドルは高すぎる。
何にせよ航空機マニア、軍事マニア以外には全くオススメできない1機です。あと需要がありそうのは、バブルガムの痛車収集家?
モデルについて
アブロ バルカン
第二次世界大戦が終結し世界が冷戦下に入った後、イギリス空軍は次世代の爆撃機にはどういった性能が求められるかを思案していた。そして、ジェット機の性能向上と核兵器の登場から、巨大な核兵器を搭載できる大型爆撃機が次の時代を支配するとの答えに至った。そこで生み出されたのがヴァリアント・ヴァルカン・ヴィクターの「3Vボマー」だった。3Vボマーは有力な対空ミサイルの出現までイギリスの核抑止力として機能し、核抑止の役割を海軍に譲った後も通常爆撃や空中給油で戦争に貢献した。
フォトギャラリー
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