ライデンほど過小評価された名車も珍しいでしょう。あなたが泣きながら信号待ちをしているとき、隣にライデンが停まっても、おそらく元恋人のスナップマティックから視線を動かすことはないはずです。それでも、信号が青に変われば、内燃機関では望むべくもない静かな発進と加速を目の当たりにするでしょう。あなたの鼻水まみれの手からiFruitが落ちてしまって、そしてこう思えるのです。この世界もそんなに悪くないんじゃないかって。
(Legendary Motorsportでの解説)
「強盗:ドゥームズ・デイ」アップデートで追加されたライデン。環境や家庭に配慮する姿勢を見せつつ、時には1人で暴走したいあなたにピッタリの車が登場しました。次世代の4ドアセダンを見ていきましょう。
車両データ
メーカー:コイル(Coil)
名称:ライデン(Raiden)
分類:スポーツカー
駆動方式:AWD
乗車定員:4人
購入価格:$1,375,000
モデル車の考察
モデルは、テスラのモデルSですね。モデルSをベースに、アストンマーチン ヴァンキッシュの要素が盛り込まれたようなデザインです。
今作ではヴァンキッシュをモデルにした車はマッサクロ、リンクス、パライアと様々な車があります。関連性は薄いですがモデル繋がりということで。
ジャギュラーはこの車の内装を流用し、サイファーはそのジャギュラーの内装を流用して作られているのですが、メーター類もそのまま流用してしまっているので、エンジン車なのにライデンと同じ電気自動車用のパワーメーターが装備されているというなんとも不思議な状態になってしまっています。
走行性能
電気自動車だけあって加速は速い方です。最高速も電気自動車にしては伸びる方で、ストレートでは中々の速さを発揮してくれます。
しかし旋回性能の低さは致命的。グリップ力が低めで路面への接地感が薄いのはこれまた電気自動車に共通する特徴ですが、この車は特に酷いです。
グリップ力が低いため少しでもオーバースピードでコーナーに侵入すると4輪全てが滑っていき、アクセルオンで大アンダー。更にブレーキ性能があまり良くないためコーナーの突っ込みもミスしやすいと、マッスルカーとは違う要因で直線番長な動きをする車です。
開き直ってアラブドリフトのような直ドリを楽しむ分にはこの挙動もいいかもしれませんが、普通に走ろうとするとかなり厄介な動きです。乗りやすさの点では大きなマイナスですね。
カスタマイズ
パーツの数は少なめで、スポイラーを除いて地味なパーツばかりですが、良く言えばシンプルで堅実なラインナップです。大人のスポーツセダン的な改造に向いたパーツが揃っているので、そういった方向にカスタマイズしたいなら満足できる内容だと思います。
感想
めちゃくちゃ乗りにくいですね。ストレートが速くてもコーナーで曲がらないわ滑るわで気持ちよく走れないのは結構ストレスが溜まります。
もっと安価なセダンだったらそこは癖として多少目を瞑っても良かったかもしれませんが、140万ドルのスポーツカーと考えるとこの走りでは満足できません。
同じくバカ高い4ドアスポーツカーにはリボルターがいますが、あっちは扱いやすく走りは楽しかったのでその点は評価できました。が、こちらは走りで評価できず。この価格帯で走りに不満が残るのは厳しいですね。
ただ見た目は結構好きなんですよね。スポーツセダンらしくとてもスタイリッシュで。これで中身もオトナだったらすごく良い車だったのになぁ。
モデル車について
テスラ モデルS
「ロードスター」に続くテスラ第2の電気自動車。スポーツタイプのオープンカーだったロードスターとは打って変わって、実用的な4ドアセダン(厳密な定義では5ドアハッチバック)のパッケージングになっている。自動運転機能や子供用補助シートのオプションなど、利便性を追求しユーザーに寄り添う姿勢が見られる車だが、トラブルで議論を巻き起こすことも少なくない車でもある。特にこの車の自動運転機能は、自動運転車初の死亡事故を起こしたり(当時の車の状態はオートパイロットに該当しないとされたが、NTSB(米運輸安全委員会)は「オートパイロットの設計上の不備が一因」と結論付けた)、ハッキングにより遠隔操作が可能な脆弱性が発見されたり、大きな波紋を広げた。
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