これまで自分は車のレビューをする時、主に街中を走らせてみてその性能をチェックしていましたが、「具体的なタイムで性能を表したいな」という思いがずっとありました。ただ、単純にコースを走らせてタイム計測したりするのが面倒くさいのと、タイムを図るのに相応しい基準となるコースをどうしようかと悩んでいたので、中々タイム計測に踏み切れないでいました。
そして漸く重い腰を上げる気になったので、ここで以前紹介したレース最速マシンたちの性能チェックを行うことにしました。自分で乗ってみたり、他の人の話を聞いたりで「こいつは速い」と確信した車たちが、実際にどれだけ速いのかをタイムに出してみようということです。
以前の記事→【GTAオンライン】レースで勝つならこの車!各カテゴリー最強のマシンはどれだ
目次
検証に使うコース
検証に使うのはhikuyuya様作成の「鈴鹿サーキット」。本物の鈴鹿と比べると少しコンパクトで傾斜は緩いですが全体的な再現度は高く、GTAで鈴鹿の雰囲気を楽しめる高速サーキットとなっています。スタート位置や周りの建造物などに拘りを感じられるのも高ポイント!
今回はこの鈴鹿サーキットを各車で3周アタックし、ベストタイムを測定していこうと思います。当然、速い車だけ測定しても違いが分からないので、カテゴリーの基準となりそうな速さの車も用意して、スポーツカーとスーパーカーそれぞれ5台ずつでアタックしていきます。使う車はフルカスタム済みのマイカーです。
スーパーカー部門
参戦車両
クリーガー、エメラス、S80RR、ヴァグネル、ゼントーノ
現在のスーパーカー3強と呼べるクリーガー、エメラス、S80RRに、カジノ強盗アプデまで王座を守り続けたヴァグネル、ベンチマークにゼントーノを選出。3強、ヴァグネル、その他のスーパーカーではどれだけの差が出るのでしょうか。
ゼントーノ
タイム 1:44:702
コーナリング性能と加速の良さを武器とするゼントーノなので、高速サーキットである鈴鹿は若干分が悪そう。ストレートスピードが高いスーパーカーであれば1〜2秒くらいは速いタイムを出せるのではないでしょうか。
ヴァグネル
タイム 1:39:498
流石、カジノアプデで現3強が登場するまで1強時代を築いただけのことはあります。ゼントーノに5秒差を付けているので、他のスーパーカー相手でも1週で2秒くらい差をつけてきそうな速さです。これは速い。
S80RR
タイム 1:38:296
ダウンフォースの鬼は高速サーキットで水を得た魚のように躍動。どのコーナーも軽々とクリアしてみせました。ストレートスピードは飛び抜けて速いわけではありませんが、これだけコーナーが速かったらこのタイムになります。
エメラス
タイム 1:38:064
3周ともミスをしたのでまとめきることは出来ませんでしたが、それでもS80RRを凌駕するタイム。やはり一発の速さはかなりのものです。問題はピーキーな挙動でミス無く走り切ることが難しいことですが、ミスをしてもこの速さなら大抵のスーパーカーは相手になりませんね。
クリーガー
タイム 1:37:028
やはり王者、貫禄の走りです。エメラスでもしっかりと1周まとめきればクリーガー並みの速さを出せますが、クリーガーの場合はこの速さをコンスタントに出せるのが凄いところです。高速サーキットでは敵無し。
スポーツカー
参戦車両
パライア、イタリGTO、ネオ、イッシースポーツ、エレジーRH8
登場以来圧倒的な力を見せ続けるパライア、性能修正で格段に乗りやすくなったイタリGTO、ポテンシャルだけならイタリGTOに追随するのではと一部で言われていたネオ、ラリーカー最速のイッシースポーツ、ベンチマークにエレジーRH8を選出。玉石混合のスポーツカーカテゴリーはどんな計測結果になるでしょうか。
エレジーRH8
タイム 1:45:836
無料で手に入るみんなのエレジー。コースとの相性が良さそうで、ゼントーノから1秒落ちと好タイムをマークしました。大体のスポーツカーはエレジーのタイムから前後2秒くらいのタイムに収まりそうです。
イッシースポーツ
タイム 1:48:774
コーナリングの速さは一級品ですが、やはりストレートスピードの低さが足を引っ張りタイムはエレジーから3秒落ち。いくら光るものがあっても特性がコースと合ってないと厳しそうですね。スピード域の低いコースで使ってあげましょう。
ネオ
タイム 1:46:806
レース勢はかなり高評価をしているらしいネオですがタイムは奮わず。コースが合わないのか、セッティング次第なのか、ドライバーの腕がへなちょこなのか。直線加速は良いですがコーナーでかなり暴れるので、ストレートで得られるプラス以上にコーナーでのマイナスが響いています。
イタリGTO
タイム 1:41:399
3週とも細かいミスをしてしまったので、キッチリとラップをまとめることができれば1秒は縮められそう。頑張れば30秒台も見えてくるんじゃないでしょうか。安定感は少し落ちますが、速さだけならスーパーカーと変わらないですね。これはえげつない。
パライア
タイム 1:38:264
ちょっと待て。イタリGTOですらスポーツカーでは飛び抜けた速さだったのに軽々と30秒台に乗せてきたぞコイツ。しかもまだ余力を残しているので37秒は出そうです。スーパーカーの3強と並べる速さなんですけど?ストレートスピードを活かせるコースだと本当にどうしようもない速さですね……
まとめ
スーパーカー部門はヴァグネルがかなりの速さを見せましたが、3強が更なる速さを見せて時代の転換をアピール。特にクリーガーはモノが違うなというか、苦も無く最速タイムを叩き出してきて唸らされました。この車はキャパシティが桁違いで、良いタイムを出しても「まだ行けますよ」と言われているような感覚があって凄いです。
スポーツカー部門はパライアが規格外の速さを見せました。ストレートスピードが速すぎるし、コーナーもそれなりに曲がれるしで、もうどうしようもないですね。イタリGTOもカテゴリーを間違えているような速さですが、パライアは輪をかけて酷いです。
自分が感覚的に理解していた速さと、各車の速さとタイム順位は合っていたのでその点で驚きはなかったですが、こうしてタイムという絶対的な結果が出されるとこうも差が浮き彫りになるのかと驚きました。速いとは分かっていたけどこんなに差があるのかと。そりゃレース勢が禁止にしますよ。空気を読まずに勝ちたいなら使うべきですが、レースを楽しみたいならパライア等は使わないほうが良さそうです。
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