ウィーニーがスポーツSUVを作ったと聞いて、イメージするのは?
(A)通勤通学、休日はトランクを詰め込んでハイキング旅行?
(B)レース場、バレルロール、燃料タンクの爆発に狂乱状態の観衆?
ロスサントス市民なら10人中9人はBと答えるでしょう。Aと答えたあなたは、想像力の深刻な欠如を疑ってください。 今すぐカウンセリングへ行き、その足で最寄りのウィーニーの販売店へどうぞ。順番は逆でも構いません。(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「ロスサントス・ドラッグウォーズ」アップデートで追加されたイッシーラリー。名は体を表すと誰が決めたのでしょうか?ミニを超えたミニを見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ウィーニー(Weeny)
名称:イッシーラリー(Issi Rally)
分類:SUV
駆動方式:AWD
乗車定員:4人
購入価格:$1,835,000
モデル車の考察
モデルはミニ クロスオーバー(海外名はカントリーマン)ですかね。名前に「ラリー」と付いていて、競技車両っぽいカスタムパーツも用意されていることから、クロスオーバーをベースとしたWRC車両であるミニ ジョン・クーパー ワークス WRCもモデルになっていると思われます。
イッシーシリーズの1台として新登場したこの車は、モデルのクロスオーバーに倣って分類もコンパクトカーではなくSUVになっています。車両サイズもイッシー史上最大ですね。ミニってなんだよ。
300Rが期間限定販売になったように、この車も2023年2月1日までの期間限定販売で売られることになりました。その後「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通常販売されるようになり、期間限定販売は買い煽りのための先行販売だったことが明らかになりました。
ボディーペイントの元ネタ
ウィーニーチェッカーフラッグはジョン・クーパー ワークス WRCがモデルだと思われます。
走行性能
「ラリー」という名前でスポーツ感を出しているものの、その走りはカテゴリー通りSUVという感じ。性能はSUV内でトップクラスですが、4強(レブラGTS、ノバク、アストロン、トロス)には遅れを取るかという感じですね。
加速はまずまず。発進はちょっとゆったりで、2速3速からグイッと速度が乗ってきて、そこからまた速度が伸び悩むという感じです。最高速は悪くないですがこれまた4強には及ばず、4強以外と比べたら速いという立ち位置。
ハンドリング面はSUVらしく重さを感じます。重量級SUVほど重くはないので低速域だとそこまで気にならないんですが、少し速度が乗ってくるとすぐにタイヤのグリップが限界を超えてズルっと滑ります。アクセルオンでアンダー、アクセルオフでオーバーなので、その辺も気を遣って走る必要があります。
ブレーキの効きもイマイチ。制動距離そのものはすごく悪いってほどでもないんですけど、踏んでから効き始めるまでが少し遅くて、「やべっ」と思って踏んだ時は大体減速が間に合いません笑。やはり「ラリー」をするには重たいなぁという動きですね。
拡張版ではHSWに対応しています。HSW版だとSUVカテゴリーでぶっちぎりの最高速を得られるため、タイム的にも4強に食い込める実力になりますね。
カスタマイズ
やはりモデル的にラリーカーを意識したパーツが多めで、シンプルながらも競技車両風にできる使いやすいパーツが揃っています。多くのパーツが街乗り仕様でも問題なくハマるデザインになっているので、クロスオーバー寄りにするかWRC寄りにするか好みで変えられますね。
バンパー類はスプリッター、ディフューザーの変更ができます。リアバンパーのちょっとだけダクトの形が変わるあたりが好みです笑。スカートの項目ではフェンダーのダクトとマッドガードも変更できます。ラリー系車両でちゃんとマッドガード付けられるのはポイント高いですよ。
グリルの項目ではバンパーからインタークーラーを見せるようにすることができます。ここを変えると一気にチューニングカーっぽくなりますね。ボンネットはカーボン差分やダクト無しのクリーンなタイプに加えて、ラリーカーっぽいゴテゴテしたものも有り。4連フォグランプが付けられるのがグッド。
ルーフの項目ではサブカラー・カーボン差分、ルーフダクト装着が有り、更にルーフボックスやサーフボードを載せることもできます。ルーフラックも欲しかった気はしますがバリエーション豊かでいいですね。他にはマフラー、ミラー、サンストリップなども弄ることができます。
スポイラーは純正で付いているような控えめなスポイラー、スポイラーレス、いかにもラリーカーっぽい整流板いっぱいの大型スポイラー、巨大なGTウイングが用意されています。こういう車体デザインの車に欲しいスポイラーはほぼ全てあると言っていいでしょう。
シャーシの項目ではトリムをサブカラー・カーボンに変更、シート・ドア・ロールケージの変更などがセットにされたパーツが用意されています。これで競技車両系にも変更できますが、ダッシュボードは市販車状態から変えられないので限度はありますね笑。
サスペンションの変更による車高の下げ幅はとても丁度良く、純正ならオフロードも街乗りもできて、下まで下げるとターマック専用という感じの雰囲気になります。バッチリですね。ただ、車高を下げると更に滑りやすくなる(粘りが無くなって、ステアリングの切り出しからすぐに滑るようになる)ので注意。
ボディーペイントはイッシースポーツのものをバリエーション豊かにした感じで、ミニっぽいストライプ、シンプルながら洒落たアート系、ラリークロスっぽい派手なペイント、競技車両っぽいペイントという内容になっています。競技車両風にできるペイントがラッガ・ラムの1種類しかないのが残念ではありますが、ミニに欲しいペイントが広く浅く用意されているのは高評価です。
感想
重い。というのが第一印象ですね笑。まぁSUVなんだからそりゃ多少の重さはあるだろうって感じなんですけど、それでもイッシーだし、「ラリー」って言ってるし、どうしてもイッシースポーツみたいなイメージを持ちながら乗ってしまう車なので重たさを感じてしまいます。あくまでこの車はクロスオーバーで、カスタム次第でWRCにも寄せられるくらいに思っておかないとコレジャナイ感がありますね。HSWにすると印象が変わったりするんでしょうか。
カスタマイズ性についてはほぼ文句無し。重箱の隅をつつくようなケチをつけることもできますが、これがレースゲームではなくGTAであることを考えればほぼ満点の出来と言っていいでしょう。この車でやりたいことは大体できます。やはりこの辺を踏まえても、ラリーカーと思わずクロスオーバーSUVと思えば素晴らしい1台だと思います笑。名前が悪いよ名前が〜。
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