
No roof, windshield, or windows — all part of Progen’s creative vision.
Get the new Progen Luiva supercar, now available in GTA Online at Legendary Motorsport, Luxury Autos, or The Vinewood Car Club showroom: https://t.co/OHGHaz3Nx8 pic.twitter.com/Z16jelEkIX
— Rockstar Games (@RockstarGames) December 18, 2025
ルーフやフロントガラス、窓がないことに驚かないでください。これらは全て、プロジェンが考える究極の高性能な軽量化の一部です。まだマイナスの質量は実現できていませんが、多大な苦労を経て圧倒的な軽量化は達成しています。このマシンは3点ターンの途中で致命的な横転に巻き込まれた時でさえ、ドライバーの身を守るふりすらしません。
– ミサイルのロックオン・ジャマー利用可能
(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「ヒルズの隠れ家」アップデートで追加されたルイヴァ。生きる苦労を知らない金持ちと、彼らを相手にする高級車メーカーは、時々「生きていくために最低限必要なもの」を忘れます。有って当たり前だった大切なものを思い出させる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:プロジェン(Progen)
名称:ルイヴァ(Luiva)
分類:スーパーカー
駆動方式:MR
乗車定員:2人
購入価格:$2,697,500
モデル車の考察
モデルはマクラーレン エルバですかね。1960年代に登場したマクラーレン エルバM1Aに因んだ名前を与えられたスーパーカーです。
マクラーレンの市販モデルのうち最上位の「アルティメットシリーズ」に属する車で、マクラーレン初の市販オープントップモデル。リスペクト元であるM1Aは340馬力のV8エンジンで551kgの超軽量な車体を動かす高性能レースカーで、そんな車をリスペクトしたエルバも815馬力のV8エンジンを積み、乾燥重量1,148 kgと、これまでのマクラーレン車で最も軽い重量を実現しています。
エルバで最も特徴的なのは、やはりフロントウィンドウが無いこと。世界初のアクティブ・エア・マネージメント・システム (Active Air Management System:AAMS)というものが搭載されていて、フロントノーズから吸入された空気がコクピット前部に備えられたクラムシェムから高速で排出されることで、空気がコクピットの上部を通過し空気の膜を作って車内が静音に包まれるとのこと。これにより、フロントウィンドウが無くても問題なく走れるということですね。
と、いう触れ込みだったんですが、後にフロントウィンドスクリーンが普通に装着されたバージョンも販売されました。上のエルバのレビュー動画でも語られていましたが、やっぱり車内にちゃんと風は当たりまくっていたようで、結局「フロントウィンドウくれよ」とユーザーからの要望があったんでしょうか。マクラーレンのCEOであるマイク・フルーウィット氏によると、「独占性を促す顧客からのフィードバック」によって、当初は399台限定生産だったのが149台に減ったり、風防付きバージョンが追加されたりしたので、ユーザーから色々意見が届いていたのは間違い無さそうです。
マクラーレンのアルティメットシリーズにはP1やセナがあって、GTA5にはP1をモデルとするT20、セナをモデルとするエメラスが存在するので、ルイヴァはそれらと並ぶプロジェンの最上位モデルに位置すると思われます。
ボディーペイントの元ネタ
走行性能
速さはスーパーカーカテゴリーで中間くらい。乗り味も特筆して気持ちいいとか乗りやすいとかもなく、限界走行で楽しむ感じの車ではありません。6〜7割で流して楽しむ車って感じがします。
加速性能はそこそこ高め。加速感自体は凄いわけじゃないんですが、とにかくエンジン音が良いです。ターボを付けると追加車両にしては珍しくターボチャージャーの金属音が聞こえてきて、「スーパーカー乗ってる〜」という高揚感が良し。トラクション性能はそこそこで、最高速はトップクラス。
コーナリング面は若干扱いにくさ有り。アンダーが強めで、他のスーパーカーならイケる感覚でコーナーに飛び込むと思ったほど曲がらなくて焦ります。ブレーキも踏んでからマックスの制動をするまでちょっと遅れる感覚があり、踏み始めはあんまり止まらず少し間を置いてギュッと効く感じ。突っ込みで攻めると事故りやすいです。
サスペンションは変更できず。スポイラーを装備してダウンフォースを付けると、高速域での不安定さはかなり改善されます。速さを考えれば絶対にスポイラーは付けるべきですが、装着位置的に当然アクティブウイングが動かなくなるので、ビジュアル面でそれが受け入れられるかどうか。
ボディーの強度は普通。ぶつけるほどに相応に凹んでいきます。ボディーが歪むと元々あったアンダーステア傾向がより強まっていくので、どんどん乗りにくくなっていきます。乗りにくくなればまた事故りやすくなる悪循環なので、激しい走らせ方をするならアーマーを強化しても良いかも。
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 0:52.119
カスタマイズ
想像通りのパーツが揃っています。それ以上でもそれ以下でもなく。カスタム面を期待して買う人もそもそも居ないでしょう。
バンパーの項目は無く、スプリッターとテイルフィンが用意されています。スプリッターは結構デカいですが、この車自体がデカめなので案外丁度いいくらい。テイルフィンは数を減らしたりディフューザーもおまけしたり。なんだかゼントーノを思い出すフィンの付き方。
ボンネットはスムースにしたりダクトを付けたり。ミラーは色差分のみ。サイドスカートも付けられます。マフラーはカーボンになったりチタンになったりするくらいで形が大幅に変わったりはせず。
元ネタリスペクトで、ウィンドディフレクターを付けることができます。現実と違って風防を付けないと車内が煩いなんてこともないので、一人称視点を気持ちよくするために何も付けないのも良いと思います。
スポイラーはGTウイング系のみ。当然、取り付け位置的にGTウイングを付けるとアクティブウイングが動作しなくなるので、性能を取るかデザイン性を取るか。
競技仕様っぽくロールケージを付けることもできます。シートもバケットシートに変えられるので、街乗り仕様かサーキット仕様かで変えていきましょう。
メインカラー・サブカラーが用意されていて、サブカラーは純正でもサイドラインからリア周り、ブレーキパッドと良い具合に適用されるので、サブカラーの使い方が結構なポイント。
ボディーペイントはストライプ系、元ネタリスペクトで古いレーシングカー系、現代レーシングカー系が揃っています。バリエーションは多くなくとも、必要なものだけがしっかり揃っている印象。
感想
いかにも金持ちが道楽のために買う実用性低めなスーパーカーって感じで、今回のアプデにピッタリの逸品ですね。一人称視点のドライブが最高で、高速道路をアクセル全開で駆け抜けたり、ワインディングロードを軽く流したりしていると時間が溶けていきます。金持ち気分を楽しめる車です。
性能自体は直線番長感のあるキャラクターなので、レースに持っていくタイプではないです。カスタムもそこまでなので、ドライブ用の車に200万ドル出せる人向けの車って感じですね。これぞスーパーカー。
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