コンセプトカーと言えば、変な愛称のついた流線型ボディを持つ安価の液体窒素燃料車を思い描きがちです。しかし、世の中にはそうではないコンセプトカーもあります。例えば「全身の骨を砕くエンジン回転」、あるいは「世界の自然をゴミのように踏み荒らすタイヤを履いた巨人」のようなコンセプトを持つ車が。このようなコンセプトカーをお求めなら、ヴァピッド リアータが一番です。アメ車ですから。
（Southern Sanandreas Super Autosでの解説）
「強盗：ドゥームズ・デイ」アップデートで追加されたリアータ。懐かしのコンパクトSUVが復活の時を迎えようとしています。古くて新しい1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー：ヴァピッド（Vapid）
名称：リアータ（Riata）＝動物の捕獲に使用する長い輪縄（英語）
分類：オフロード
駆動方式：AWD
乗車定員：2人
購入価格：$380,000
モデル車の考察
車体のデザインと解説文でコンセプトカーであることが示唆されていることから、モデルはフォード ブロンコ・コンセプトだと思われます（画像）。フォードの名車ブロンコを現代に復活させよう、というコンセプトカーで、2020年には市販化が予定されています。レトロな雰囲気がありつつも新しさを感じさせるデザインですね。
名前のリアータ（Riata）は動物の捕獲に使用する長い輪縄という意味がありますが、これはモデルのブロンコ（Bronco）がアメリカ西部で放牧（半野生）されている子馬を指す単語なのを意識した名付けでしょう。カウボーイを思わせる組み合わせですね。
走行性能
加速、最高速共にそこそこと言ったところ。旋回性能も悪くないですが、やはり重量が重いため操作に対する反応はややスローでのんびりした動きです。悪くはない走りですが、これといって優れた部分もない性能です。
しかし、オフロードでは一転して頼りになる走りをします。トラクション性能が高くオフロードでもオンロードと変わらない加速力を見せてくれる他、荒れた地形でも姿勢を崩しにくい安定感があるので走破性が高いです。ブレーキの効きは良くないのでそこが不安材料ですが、荒れ地をものともしない走りを見せてくれるでしょう。車高が高く低めの障害物なら簡単に乗り越えられるので、小さなモンスタートラックのようです。
カスタマイズ
固有の外装パーツは豊富に用意されていて、フロントや荷台に付けるバーやグリルなど印象を大きく変えるパーツが用意されていますね。中でもルーフ項目の荷台キャップは元のトラックスタイルからSUVスタイルに変貌させることが出来るパーツで、トラックにもSUVにもなれる幅の広さが持ち味ですね。
ボディーペイントはシンプルなストライプ系や迷彩柄、宇宙戦隊リパブリカンの痛車ペイントなどが揃っています。荷台キャップと合わせて変化を付けていきましょう。
ちなみにですが、荷台キャップを装備するとリアのガラス部分が防弾仕様になるので後方からの銃撃に強くなります。
感想
どことなく鈍くさいというか安っぽいデザインに見えて見た目はあまり好きじゃないんですが、オフロードでの走りやカスタマイズでの変貌などが評価できますね。価格も40万ドル以下と抑えめでオフロード用の車が1台欲しい人は買ってみるのもアリだと思います。
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