健全な楽しみを求めて軽量シャーシ、後輪駆動、危険なほど低いトラクションを必要とするコア消費者層のために作られたのが、カリンのフトです。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
誰もが知っている名車フト。幾多の走り屋たちを育て上げたコンパクトスポーツの完成形です。スライド走行に最も適した1台を見ていきましょう。
目次
車両データ
メーカー:カリン(Karin)
名称:フト(Futo)
分類:スポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$9,000
モデル車の考察
モデルはあまりにも有名な日本車である“ハチロク”ことトヨタ AE86。ただし、例の豆腐屋と同じスプリンタートレノではなくカローラレビン。そして、ハッチバック型ではなくクーペ型。それでも「あのハチロク」がモデルということで、プレイヤーからの人気が高い車です。
名前のフトは、開発段階での車名であった「ドリフト(Drift)」が短縮されて付けられた名前のようです。「ハチロクと言えばドリフト」というイメージはあちらの国でも強いみたいですね。
「ロスサントス・チューナー」アップデートでは遂にハッチバックトレノがモデルのフトGTXが登場。非常に人気が高いモデルな一方で、価格は昨今のインフレを反映して約160万ドル(割引込みなら約120万ドル)と、こちらのフトが100台以上買える値段になっています。とんでもない格差。
シリーズでの登場はGTA4からで、4でのデザインはほぼそのまま5に引き継がれています。
(GTA4でのフト)
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象となりました。そのため、ロスサントス・カーミーティングの試乗トラックなどでリストアップされないと入手できないレア車両となりました。しかし、この車は野良湧きする上にオートショップサービスの対象車であるため、入手は容易でしょう(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。
ボディーペイントの元ネタ
「伝説レーサー」は、JTC(全日本ツーリングカー選手権)に出場していたTRDのハチロクがモデルですかね。所謂「N2仕様」です。
「ローリング・デュードNo.7」は、レースゲーム「首都高バトル」に登場したローリング野郎1号のハチロクがモデルですかね。中でも首都高バトルXtremeに登場したモデルが直接的な元ネタでしょうか。
「ガレージドリフト」は、D1GPで植尾勝浩選手が乗っていたユークスのハチロクがモデルですかね。
走行性能
名前の通り、いとも簡単にリアがスライドしドリフトさせることができる車です。もはやハンドルを一気に曲げるだけでスライドが始まる程です。しかしトラクションが低いので、ただ滑らせるだけだと失速してカッコいいドリフトになりません。うまくスライド量を抑えましょう。
純正の状態だと旧車らしく緩慢な動きですが、改造すれば加速性能が格段に向上し、それなりに走れる車になります。より速さを求めるなら、タイヤやサスペンションの交換でグリップ力を上げることはできますが、それはそれでこの車らしさが薄れるような気も。
初期からある車には共通した仕様ですが、この車は特にボディ剛性が貧弱で、一回事故るだけでボディがやたら変形します。その方がむしろリアルですが、このゲームで無事故で走り続けるのは非常に難易度が高いので、使い勝手を考えるならアーマーを強化しましょう。
カスタマイズ
パーツの数自体はそれほど多くないですが、シンプルにフトの良さを引き出してくれるパーツが揃っているので不満はないでしょう。
そして、「ナイトライフ」アップデートでウェブサイトから車両を購入できるようになったのに加え、豊富なボディーペイントが追加されました。力の入ったペイントが揃っているので、カスタマイズ性が更に増しましたね。
感想
ナイトライフアップデートで大幅なテコ入れがされた1台ですが、首都高バトルやD1など日本人からしても「よく知ってるな!」と思わせるボディーペイントが追加されて驚きでした。ロックスターのリサーチ力恐るべし。
元々走りもカスタムも楽しい車でしたが、ボディーペイントが追加されたことでより楽しめる車になりましたね。ドリ車風にするのもラリーカー風にするのもいいでしょう。
ところで、何で分類がスポーツカーなんでしょうね?クラシックスポーツカーの方がスッキリするのに。フトに限った話じゃないですけど。
モデル車について
トヨタ スプリンタートレノ/カローラレビン(AE86型)
今なお絶大な人気を誇るトヨタの名車。通称「ハチロク」。当時、ライトウェイトスポーツはFFが主流となりつつあった中で、新型のトレノとレビンはNAエンジンとFRの伝統を引き継いだ。同時代に存在した他の国産スポーツカーと比べるとやや見劣りする性能ではあったが、安価で丈夫な車体とチューニング性の高さから、モータースポーツの入門車として人気を博した。更に、プロレーサー土屋圭市のドリフト走行や、漫画「頭文字D」の影響で人気が爆発。今なお中古車がプレミア価格で取引されるほどの人気を誇っている。
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