80年代のものはどれも歳月とともに古く、陳腐になりつつあります。しかし同じ歳月がラピッドGTクラシックを成熟させました。まるで上物の赤ワインや質の良い豊胸手術のように、年々その魅力が深まっていくようです。巷では重量が半分で変速もややこしくない最新スポーツクーペが販売されることもあるでしょう。しかし一度このビンテージカーに乗り込み、長年育まれてきたテクニックと自信を体感してしまえば、薄っぺらいモデルでは物足りなくなること請け合いです。
(Legendary Motorsportでの解説)
「極秘空輸 アップデート」で追加されたラピッドGTレトロ。英国が生み出した美しきスポーツカーです。時を経て美しさを増す1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:デュボーシー(Dewbauchee)
名称:ラピッドGTレトロ(Rapid GT Classic)
分類:クラシックスポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$885,000
モデル車の考察
モデルはアストンマーティン V8ですかね。同社のV8ヴァンテージをモデルにするラピッドGTのレトロ版ということもあるので間違いないでしょう。
また、V8と見た目が似ているフォード マスタング(第1世代)もモデルになっているようです。というか改造パーツのラインナップはむしろマスタング寄り。そのためこの車をマスタング扱いするプレイヤーも多かったのですが、マスタングそのものをモデルとするドミネーターGTTが登場してからはマスタング扱いされることはほぼ無くなりました。
「契約」アップデートにて同じデュボーシーからスーパーカーのチャンピオンが登場しました。どことなくレトロ感のある車ですが、チャンピオンのモデルであるヴィクターはV8をモチーフとしてデザインされた車なので、もしかしたらチャンピオンもラピッドGTレトロをモチーフに作られた車かもしれませんね。
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象となりました。そのため、ロスサントス・カーミーティングの試乗トラックなどでリストアップされないと入手できないレア車両となりました(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。
走行性能
高額なだけあって、かなり性能が高いです。流石にコーナリングの安定感なんかはカテゴリ最上位のチーターレトロなどに遅れを取りますが、それ以外の面では全然負けていません。
とにかく驚いたのは操作感の軽さ。まるでコンパクトスポーツに乗っているかのように軽やかな動きで、こちらの操作に素早く反応します。この挙動と加速性能の高さで、とても気持ちの良い走りができます。
ブレーキが多少弱いのとオーバーステアが気になる部分はありますが、速さと楽しさという点では非常にレベルの高い車です。
カスタマイズ
前述の通り、マスタングを意識しているようなマッスルカー系の改造パーツが豊富です。特にボンネット周りの、派手にも程があるカスタマイズは必見。
ボディーペイントもストライプ系や昔のレース仕様っぽいもの、ファイヤーパターンなど種類が豊富。かなり幅広いカスタマイズに対応しているのがいいですね。
感想
走りの面でもカスタマイズの面でも色んなことが楽しめる車で、非常に満足度が高い車です。高額な追加車両でも、これだけ楽しめたら文句ないな、という感じです。アストンマーティン V8っぽさはあんまりないですが、これはラピッドGTレトロということで。
モデル車について
アストンマーティン V8
アストンマーティンのスポーツカー、DBS V8の発展形となるモデル。制作側が惜しみなく労力を注ぎ込んだV8は、1972年から1989年に至るまで17年もの間生産が続けられたロングセラー商品となった。その間様々なバージョンが登場し、コンバーチブルとなったヴォランテ、高性能化されたヴァンテージが特に有名である。車重は1800kgと重量級だが、名前の通りのV8エンジンによりパワフルな走りが楽しめた。
フォトギャラリー
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