オリジナルのランドストーカーの持ち主と言えば、ヤクの売人かトロフィーワイフのどちらかでした。新型の重圧なランドストーカーXLは、ヤクの売人でトロフィーワイフなあなたに相応しい1台です。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「ロスサントス・サマースペシャル」アップデートで追加されたランドストーカーXL。アメリカを代表する大型SUVが進化しました。大型SUVの最高峰に到達した1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ダンドリアリー(Dundreary)
名称:ランドストーカーXL(Landstalker XL)=大地を歩き回る者(英語)
分類:SUV
駆動方式:AWD
乗車定員:4人
購入価格:$1,220,000(非売品)
モデル車の考察
モデルは第4世代のリンカーン ナビゲーターですね。ヘッドライトはライバル車である第4世代のシボレー タホおよび第11世代のシボレー サバーバンの要素も含まれていそうです。
ランドストーカーは第3世代のナビゲーターをモデルにする車なので、XLはランドストーカーの後継機と言えるでしょう。XLという名前に恥じず、ボディーは先代と比べて長くなっていますね。
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象となりました。そのため、ロスサントス・カーミーティングの試乗トラックなどでリストアップされないと入手できないレア車両となってしまいました。興味が湧いた人は毎週ディーラー等をチェックしておきましょう(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。
ボディーペイントの元ネタ
ツートンペイントは第1世代のリンカーン アビエイターをベースにJance Customsがカスタマイズを施した「IntimiGator」がモデルだと思われます。リンカーンの大型SUV繋がりのネタということですかね。
走行性能
非常に穏やかな動きのフルサイズSUVで、高級車に乗ってるな〜という感じがします。速さは期待しないでください笑。
加速性能は高くありませんが動き出しがスムーズでスゥーッと走り出すのが心地良いですね。エンジン音も先代より静かになっていて、値段だけではない高級感があります。最高速はSUVカテゴリーの中でも低い方なので期待せずに。トラクション性能は良い方で、坂道とかだと発進の際に一瞬不安になるものの、一度速度に乗ればその後は問題なく進んでいけます。
ハンドリング面は重量とサイズ感からすればかなりスムーズで、その要因となっているのは穏やかなオーバーステア。一気に滑るのではなくジワ〜っと滑り出すタイプで、オーバーステアの出方も「コーナリング中にハンドルを最大まで切り続けていると出る」という感じで、非常にコントロールしやすいです。
どうしても重量があるので無理をさせると重さに負けて一気に滑ったりしてしまいますが、効きの良いブレーキをしっかり使って適切に速度を落とせば、この電子制御的な曲がり方でフルサイズSUVらしからぬコーナリングができますね。
ボディーの強度は高いです。純正でガンガンぶつけてもそれほどボディーは凹まず、走りにも影響なし。流石は高級SUVの安全性といったところでしょう。
オフロードはあまり得意ではありません。オンロードでも遅めな車ですが、オフロードで速度が減衰すると流石にちょっとストレスが溜まってくるレベルで遅くなってきます笑。純正の車高でもサスペンションのショック吸収力が足りず、凸凹で簡単に車体が浮き横転の危機が訪れます。街乗り用の高級SUVにオフロード走行はあまり期待してはいけません。
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 1:07.866、DiRT走行会コース 2:30.018
カスタマイズ
SUVに合ったパーツが揃っているような、別にそうでもないような、なんとも言えないラインナップです笑。そもそもそんなに弄って遊ぶ車でもないといえばそうなんですけどね。
フロントバンパーにはスプリッターが付けられます。適度なサイズ感のものと、それSUVに付けてもなぁというものと。リアバンパーはマフラーのところに穴を開けたりちょっとした変化のみ。
グリルの項目にはモデルのナビゲーターっぽいメッシュグリルなどがあり、ここを変えると結構印象が変わりますね。ボンネットは色んな形のダクトが付いたものが揃っていて意外な充実ぶり(充実してるけどダクト無しのスムーズボンネットが無いのはちょっと気になる?)。
スカートの項目ではサイドスカートとサイドステップが選べます。ミラーは純正がサブカラー適用で、プラスチックとメインカラーのカラー差分が有り。マフラーは2+2本の4本出しなど、バリエーションがあるようであんまりそうも感じないラインナップです笑。
ルーフはラックレールを付けたり、ラックにスキーボードを載せたり。前の座席部分がサンルーフになっていて、そこを外すように後ろ側にラック等が付けられるので、ルーフのデカさの割にはルーフの荷物置きが手狭な感じがしますね笑。サンルーフ閉じるオプションもあったら良かったのに。
(広々としたサンルーフで後部座席からの眺めが良いぞ)
サスペンション変更による車高の下げ幅はそこそこ。シャコタンとまでは言わないので、もう2段階くらい下げられたらベタッとしてラグジュアリー系のカスタムも映えたと思うんですけどね。
サブカラーの適用範囲はグリルの外枠・トリム・ドアノブなどかなり広めで、色の変化が楽しめる……と言いたいところですが、適用範囲が広すぎてそこも変わっちゃうのか〜!となって扱いにくいですね。カラーをハッキリ分けて綺麗に見せるのが難しい車なので、自分にはちょっと使いこなせませんでした。
ボディーペイントは白ストライプ、ツートン、黒ファイヤーパターン、迷彩、大量の血痕が付いたようなもの、Sessanta Novaのブランドロゴが散りばめられたものなど結構派手なペイントが揃っていますね。ヤンチャなカスタムをするには困らないでしょう。
感想
中々クオリティーの高い現代のフルサイズSUVということで、好きな人には刺さりそうな一品。性能はまぁ、ゆったりとした動きを「高級感」と捉えられるなら問題はありません笑。
ただ、カスタマイズ性の物足りなさは気になりますね。弄らなくても優雅な高級SUVとはいえ、SUVであればファミリーカーっぽい生活感を出したり、オフローダーっぽいゴテゴテの装備を付けたり、ギャングカーっぽいローダウンして音響機器を付けたりしたいものですが、XLはどの方向性に向かうにも半端なパーツしか揃っていません。なので、いざ弄ろうと思っても純正にチョイ足しで終わっちゃうんですよね。
インフレが進んだ今だと120万ドルという価格もそこそこに感じますが、やはりこの性能とカスタマイズ性のSUVで120万というのは高いなぁというのが正直なところ。高級なフルサイズSUVが欲しい!という人にしかオススメできないですね。
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