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GTA5/GTAオンライン車図鑑「マイバツ モンストロシティ(Maibatsu MonstroCiti)」

投稿日:2023年6月19日 更新日:

信じられないかもしれませんが、マイバツ モンストロシティはファミリー向けSUVをベースにしています。暗い中、夢うつつの状態で目を細めて眺めればなんとなくわかるでしょう。ですがハンドルを握ってみれば、そこに疑いの余地はありません。ラリーでも通用するこの荒々しいオフロード車は、製造期間があまりに短かったために一部で都市伝説のような存在と思われています。当然、交換部品の入手は難しくなっていますが、シャーシの隙間はリモート制御ユニットとミサイルのロックオン・ジャマーでいつでも埋められます。

(Southern San Andreas Super Autosでの解説)

「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで追加されたモンストロシティ。「実在しないのでは」と疑われ続けていた怪物が遂に姿を表しました。小さい身体に筋肉を付けすぎた1台を見ていきましょう。



車両データ

メーカー:マイバツ(Maibatsu)
名称:モンストロシティ(MonstroCiti)=化け物、変わり種(英語)
分類:オフロード
駆動方式:AWD
乗車定員:2人
購入価格:$1,485,000

モデル車の考察

モデルは三菱 パジェロエボリューションですかね。ダカールラリーのために作られた2代目パジェロのエボリューションモデルで、派手に張り出したオーバーフェンダーなど見た目だけでも三菱の本気っぷりが分かる怪物SUVとなっています。

モンストロシティという名前の由来ですが、その元ネタはなんとGTA3。GTA3の説明書には若干スペル違いではありますが「Maibatsu Monstrosity」と呼ばれる車が載っていて、その設定を引っ張り出してきたのがこの車になります。なお、Monstrosityの画像には開発段階のLandstalkerの画像が使われていました。

マイバツといえば、その説明書でも「なんで小さい車に乗る?お前はチビなのか?」とMonstrosityを宣伝(?)していたり、リバティーシティでのバイク廃絶運動に関わっていたり、3Dユニバース時代はとにかくデカい自社製品に自信ありの会社でしたが、今作でのモンストロシティはショートSUVなので3Dユニバース時代の同社に煽られそうなサイズ感になっています笑。今後はマイバツからもデカい車が追加されるといいですね。

ちなみに、バイスシティとサンアンドレアスで登場したSandkingは同じくパジェロのラリーレイドカーをモデルした車だったので、過去作をプレイしていた人からするとサンドキングよりこの車の方がサンドキングらしく感じるかもしれませんね。

ボディーペイントの元ネタ

「MonstroCiti」はパジェロエボリューションに設定されていたペイントが元ネタだと思われます(画像)。

ラリー同好会は2001年のパリ・ダカール・ラリーに参戦していたhpのパジェロが元ネタだと思われます(画像)。

「ATOMIC」モータースポーツは2008年のオーストラリアオフロード選手権のプロダクションクラスでタイトルを獲ったファルケンのパジェロが元ネタだと思われます(画像)。



走行性能

小柄な見た目通りキビキビと走るオフロード車です。速さはオフロードカテゴリーでも上位クラス。

加速は鋭く、最高速もオフロード車としては高い方。トラクション性能も申し分なしで、坂道をグイグイと登っていきます。

ハンドリング面は非常に軽やかさがあり、ハンドルを切った方向にスイっと向きを変えてくれます。ただ、重心の高さと軽さゆえか荷重移動が起こった時の動きが激しく、ブレーキで前荷重にしてアクセルオフすると簡単にリアがブレイクしてツルンと滑ってしまいます。

ブレーキの効きも若干弱めなので、コーナーの侵入では気をつけないと簡単にどこかに吹っ飛んでしまいます。慣れれば荷重移動で一気に向きを変えて遊べるんですけどね。

ボディの強度は高め。アーマー未装備でガンガンぶつけても走行に支障は出ません。ただ耐久力はあまり高くないので、ぶつけすぎると案外早く煙を吐いて動けなくなるので注意。あとは余談ですが、バンパーだけでなくフロントフェンダーも衝撃で外れるので、追加車両にしてはパーツが色々取れて面白いですね。

オフロードにおいては、やはり重心の高さが災いして簡単に横転してしまうのが怖いです。サスペンションのショック吸収力も言うほど高くはないので、バンプに乗り上げると吹き飛びます。また、体感なんですがオフロードでの速度の減衰が結構大きいようで、軽やかに動く割にはオフロードでのタイムが伸びません。重心の高い不安定さもあり、個人的にはオフロードよりもオンロードの方が力を発揮できる車なのではないかと思います。

耐えられる水深はグリルの高さくらいですかね。元々の車高が高いのでそれほど深いところに行こうとしなければ問題ないでしょう。

HSWにアップグレードするとオフロードカテゴリーでトップの速さになるようです。このコロッとした車がオフロード最速に君臨するのはちょっと面白いですね笑。

自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 1:00.660、DiRT走行会コース 2:06.896

戦闘能力

エージェンシー内の乗り物ワークショップでイマニ・テック装備を付けることができます。ただ、以前登場した対応車両とは違いマシンガンもスリック地雷もアーマープレートも装備できないため、イマニ・テックオンリーの改造になります。イマニ・テック対象車にする必要ある?なお、各種装備が付けられない代わりなのかガラスが簡易防弾ガラスになっていますね。

「契約」アップデートで新登場のイマニ・テックでは面白い機能が2つあります。1つはミサイルのロックオンジャマーで、これを付けておけばフリーセッションでの移動がかなり安全になるでしょう。

もう1つはリモート操縦で、アクションメニューの「所持品」からラジコンと同じように車を操作できます。視点が一人称固定でカメラを動かすこともできない、壊れたら保険金を支払わないといけない点を除けば、仕様はラジコンと同じ。デフォルトで自爆機能があり、発想次第でいくらでも遊べそうなアイテムとなっています。イマニ・テックの装備は1つしか付けられないので、自分の遊び方に合わせてどちらの装備を使うか選びましょう。



カスタマイズ

パジェロっぽいカスタムパーツが多数用意されていて、満足度の高いラインナップです。強いて言えばフェンダーミラーも欲しかったなというくらいでしょうか(そもそもミラー自体変えられなくて黒固定だぞ)。

元からガッツリエアロが付いているからかスポイラー含めエアロ系のパーツは無し。それでもそれ以外のパーツがちゃんと揃っているので問題なし。グリルガードは適度なサイズのものがいくつかと、フォグランプが付けられるものなど。車体下のスキッドプレートも含めてフロントの印象を変えられます。

ボンネットはボンネットキャッチが付くものや、ディフレクターが付くものなど。ルーフにはルーフボックスを置いたり、ラックと荷物を置いたり出来ます。

(モノ自体は既存のオブジェクトでも、マイバツのロゴが入るだけでグッと味が出ますね)

(ちなみにエンジンは3.6L 24v DOHCだそうです)

ウィンドウパネルも用意されていて、これを装備することでリアの窓ガラスを閉じてサンストリップを付けることが出来ます。ボディーペイントをして競技車両風に仕上げるならこれを使いたいですね。

リアのスペアホイールはカバーの色を変えたり、カバーを外したり、スペアホイールそのものを外したり。あとはマフラーをサイド出しにしたりできます。

(トランクは横に開くよ)

ラリー系のパーツとしてシュノーケルも2種類用意されていて、良いデザインなのですが相変わらず機能しないのが残念仕様。マッドガードは純正がブラックで、レッド・ブルー・イエローも用意されているのでお好みで。

内装はフロントとリアの間に壁を作り、荷台部分にスペアタイヤなどラリーレイド用のサバイバルキットを入れることが出来ます。競技車両風にするならこの辺を上手く使いたいですね。ちなみに、壁が入るせいなのか内装を弄るとドライブバイが一切できなくなります。実用性を考えるなら装備は慎重に。

サスペンションの変更による車高の下げ幅はそこそこ。まぁ、そもそも車高を下げたい車ではないんですけど。

サブカラーの適用範囲はバンパー・フェンダー・サイドスカートと広め。ツートンカラーで良い具合に古さを演出できたりすると楽しいですね。

ボディーペイントはシンプルなストライプ、ダカール・ラリーの出場車を思わせる企業ペイント、ラリーアートっぽいペイントなど。欲を言えばサイドストライプもあれば当時モノっぽい古さを演出できたと思いますが、企業ペイントをちゃんと入れてくれただけでも感謝です笑。

現在、カスタムナンバープレートが反映されないバグが発生しているようです。注意。

感想

細かく見ると不満が無くもない車なんですが、GTAにパジェロが出てきただけでも満足なのでもう言うことはないです笑。ずーっと待ってた1台ですからね。80〜90年代のカクカクしたSUVからしか得られない栄養がある。

この手のクロカン車両も着実に増えてきてはいますが、どれもサイズ感が大きめなので、このくらいのショートサイズのクロカンというのも独自色があって良いところです。他の車では通りづらい林道なども攻められるので、チリアド山周辺の川辺や林道を走破してレジャー気分を楽しんでみましょう。



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