オリジナルのコグ カブリオは、高級車をより大きな市場に広めた歴史的な車です。ピンストライプスーツを着た、性的暴行歴のある高級車ブローカーの必需品となっているのも納得です。新登場の4ドアモデルがあれば、より広いスペースとビロードを施した内装によって、少なくともあと数ヶ月は注目の的になれそうです。装甲バージョンも購入可能。
(Legendary Motorsportでの解説)
「富と権力と犯罪」アップデートで追加されたコノシェンティ55。かつて最速の4ドアセダンと言われた名車が帰ってきました。速さと優雅さを兼ね備える1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:エナス(Enus)
名称:コノシェンティ55(Cognoscenti 55)=知識人、鑑定家(英語)
分類:セダン
駆動方式:FR
乗車定員:4人
購入価格:$154,000 (装甲バージョンは$396,000)
メーカー:エナス(Enus)
名称:コノシェンティ(Cognoscenti)
分類:セダン
駆動方式:FR
乗車定員:4人
購入価格:$254,000 (装甲バージョンは$558,000)
モデル車の考察
無印のコノシェンティも55も同じようなもんだろうということで一緒に紹介(この2台は通販サイトの解説文も同じ)。モデルはベントレー コンチネンタル・フライング・スパー(第2世代)ですね。
名称とデザイン的にメルセデス・ベンツ W140 Sクラスをベースにマイバッハが改造を施したマイバッハ 57及び62の要素も含まれているようです。57がショートホイールベースで62がロングホイールベースなので、55が57、無印が62をモデルにしていると思います。マイバッハのこの2台は名称が前後車長を示している(57は5.7m、62は6.2m)ので、55は長さ5.5mなんでしょうか。
名称的には無印がベースモデルで55が派生バージョンのように思えますが、設定上は55がベースモデルで無印の方がロングホイールベース化されたストレッチリムジンバージョンというちょっとややこしい設定になっています(レジェンダリー・モータースポーツの解説文でも無印の方に「ロングホイールベース版」と記載がある)。
こんなややこしい関係になってしまったのは、過去作で先に登場したのがロングホイールベースの方のコノシェンティだったから。こちらが「コノシェンティ」としてGTA4に登場して立場を確立したため、設定的にはベースモデルなはずの方が「55」と称され派生バージョンっぽい感じになってしまいました。GTAオンラインでのコノシェンティ復活と派生バージョン追加に際して、ロングホイールベースの方にも「60」とか名付ければよかったのに。
解説文で「コグ カブリオ」と呼ばれているのはコノシェンティ カブリオ。カブリオはベントレー コンチネンタルGTをモデルにした車ですが、コンチネンタル・フライング・スパーはコンチネンタルGTを4ドアセダン化した姉妹車で、モデルから考えるとカブリオから4ドアセダン版の55が作られ、55をベースにストレッチリムジン版の無印が作られた、という経緯になりそうです。解説文でもそんな文脈が読み取れますね。
フロントマスクのデザインを見ると、55は無印よりもカブリオに似ています。モデリングの際は先にGTA5で出ていたカブリオをベースに55が作られたんでしょうか。それだと設定的にもモデルに沿ったデザイン方法になっていますね。まぁ、そうなると無印は55から作られたはずなのにデザインが違うじゃないかとなってしまいますが、メタ的には無印が先に作られてしまっているのでしょうがない。
「契約」アップデートではベントレー フライング・スパーの第2世代をモデルとしたディアティが登場。コンチネンタル・フライング・スパーの後継機がフライング・スパーなので、ディアティはコノシェンティ 55の後継機だと言えそうです。
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象(無印も55も両方の装甲バージョンも)となりました。そのため、ロスサントス・カーミーティングの試乗トラックなどでリストアップされないと入手できないレア車両となってしまいました(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。
走行性能
まずは55から。加速性能も最高速も高めで、ストレートスピードはセダンカテゴリーで最高クラス。重量級のFRセダンですがトラクション性能も高く、しっかりと車体を前に押し出します。
コーナリング面では流石に重量感を隠しきれず少し扱いが難しいです。高速域だとアンダーステアで曲がらず、中速域だとオーバーステアが目立ちます。操作に対するレスポンスもややまったりしているので、早めのブレーキングと早めのステアリング操作が肝心です。幸い、ブレーキ性能はこの手の重量級セダンにしてはよく効く方なので、慣れてしまえばスムーズなコーナリングができるようになってきます。
装甲バージョンは重量が増加しているはずですが重量増の影響はほぼ感じません。ローギアード化されて最高速が少し落ちた代わりに加速性能が向上し、そのおかげで取り回しもしやすくなりむしろ装甲バージョンの方が若干乗りやすいように感じます。それでいて装甲も付いているので、性能面では装甲バージョンの方が優秀な気がしますね。
無印の方も加速性能と最高速が高めで、ストレートスピードは良好。しかし重量が相当に重くなっているのか、トラクション性能は大幅に落ちています。
コーナリング面は最初に乗ったとき「こんなに曲がらないのか!?」と驚いたほど曲がらないです。重たい重量と長大なホイールベースのせいだと思いますが、もっと車体が大きいストレッチよりも曲がらないです。操作に対するレスポンスも亀のように遅く、とにかく動かしている時の重量感が凄まじいです。ブレーキは意外にも標準レベルに効いてくれますが、ブレーキが効いてくれるから大丈夫というレベルでは済ませられない動かしづらさです。
ただ、動きが非常にまったりとしているため高速道路でのクルージングは快適です。ストレートスピードも速くちょっとやそっとのことでは動きが乱れないので、高速を流すのが結構楽しいですね。街中に戻ると地獄ですけど。
装甲バージョンは55のものと同様に重量の増加、最高速の低下と加速性能の向上が特徴。重量が増したことで更に扱いにくくなったと思いきや、オーバーステアが強くなったことで滑りやすくなりつつも曲がりやすくなるという化学反応が。上手くスライドコントロールさせることができるなら、装甲バージョンの方がまだ曲がりやすいですね。
装甲の性能は他の装甲車と共通で、爆破系攻撃を1発耐える装甲と十数発の銃弾に耐える防弾ガラスが用意されています。
速さには関係ないですが、車内は遮音性が高く一人称視点だと様々な音が静かに聞こえるようになります。高級感のある演出でいいですね。なお、なぜか人の声だけは遮音されずにそのままの音量で聞こえます。どういう技術だ。
カスタマイズ
カスタマイズの仕様は無印も55も共通で固有の外装パーツは無し。カラーはメイン・サブ・トリムでそれぞれ選ぶことができ、サブカラーはボンネットからトランクまでボディ上部を塗ることができます。
感想
今作では数少ない高級感溢れるセダンで、市内を優雅にドライブするのにうってつけの車ですね。バインウッドをドライブし、通行人に写真を撮られるとセレブ気分を味わえます。あるいは、ドライブバイしながら暴れてマフィア気分を味わうか。性能面は癖が強くあまり仕事向きじゃないですが、雰囲気重視でプレイするなら良い相棒になるかもしれません。
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姉妹車→コノシェンティ カブリオ
後継車→ディアティ
他のエナス車について→GTA5/GTAオンラインに登場する企業「エナス(Enus)」
他の戦闘車両について→【GTAオンライン】戦闘車両まとめ
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