
ピックアップトラックはドリフト走行に向いていない?なんとも愚かな意見ですね。日本で”軽トラ”と呼ばれるマシンが速度制限をぶっちぎって滑り込む映像を見れば考えが変わるでしょう。スナップマティックで”曲がりくねった道でも止まらない、まるで重量がないみたいな神テクニックでドリフトするシッツの軽トラナンバーワン”と検索してみてください。
– ミサイルのロックオン・ジャマー利用可能
(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「ヒルズの隠れ家」アップデートで追加されたケイトラ。作業に使うためのトラックは無闇に大きくする必要がないと、アメリカ人が気づくまでに半世紀ほどかかりました。世界が見つけてしまった小さなヒーローを見ていきましょう。
車両データ
メーカー:シッツ(Shitzu)
名称:ケイトラ(Keitora)
分類:作業用
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$810,000
モデル車の考察
モデルはスズキ キャリィ(第8世代)ですかね。グリル周りはダイハツハイゼット(第6世代)っぽくも見え、この辺りの年代の軽トラが混ぜられているかもしれませんね。
なぜGTAに軽トラが?と思われるかもしれませんが、アメリカでは近年日本の軽トラがブームを巻き起こしているのでその影響だと考えられています。アメリカには「25年ルール」というものがあり、「製造から25年以上経過した車両は安全基準や排ガス規制をクリアせずとも輸入が可能(逆に25年経過していないものは正規輸入できない)」となるため、25年が経った人気の高い日本車はどんどんアメリカに流れています。映画「ワイルド・スピード」で人気のGT-Rやスープラとかが代表的ですね。
その25年ルールで流れている車の中で目をつけられたのが軽トラ。アメリカは国土が広いので農業や畜産業が盛んで、作業用トラックの需要が常に高いです。作業用トラックの中でも軽トラは非常に小回りが利き、燃費が良く、耐久性も高い。それでいて、車体そのものは小さくても荷台スペースは広々取られているので積載量も問題なし。じゃあ大きいトラックじゃなくて軽トラでいいじゃんということで、軽トラを選ぶ人が増えてきました。
また、農家以外でも作業用のセカンドカーとして需要があります。アメリカは可能な限り「モノを自分で直して使う」、DIY文化が根づいているので、パーツが豊富で修理と改造が容易な作業用トラックである軽トラはDIY愛好家の需要にピッタリとマッチ。日々の作業で使いつつ、軽トラ自体も自分好みに弄る。元々海外の様々な国で人気があった日本の軽トラですが、25年ルールを期にアメリカ人に魅力を発見された形ですね。
なお、軽自動車はアメリカだと安全面などから公道走行を認めていない州も多く、公道走行が出来ない州では私有地だけで使われているとか。サンアンドレアス州の元ネタであるカリフォルニア州ではどうなんでしょうね。
ボディーペイントの元ネタ
走行性能
作業用カテゴリーの軽トラ。そんなものに性能を求めても、と思いきや意外と走れる性能です。一体どんな中身に魔改造されているのでしょうか。
加速性能は純正だと本当に軽トラそのものな遅さですが、フルカスタムするとかなり改善されて普通車レベルに。初速はカスタムしても遅めなものの、そこからゆったりながら淀みなく加速し続けて気づけば速度が乗っているタイプ。カートみたいな感じ。
トラクション性能は低め。純正だとあまり気にならないんですがフルカスタムして速度域が上がると増大するパワーにタイヤが負けてズルッズルに。ただ、そんなにズルズルなら坂登りとかも全然なのかなと見せかけて、アクセルコントロールをちゃんとすると無限にホイールスピンしながら山も登れるようになっています。不思議。最高速は作業用としては速いでしょう。
ハンドリング面は結構まったりとした動きでオーバーステア傾向。GTA5物理学の妙で、相変わらず軽そうな車ほど動きが重たくてダルダルの挙動になるアレがこの車にも適用されています。
特に純正サスペンションでふわっふわの足回りだと動きの重さが顕著で、グラグラと車体を左右に揺らしながら走ることになります。サスペンションを変えて車高を下げると不安定さはかなり抑えられて、だいぶ地に足がついた走りに変わるので、軽トラで真面目に走りたい人は車高を落としておきましょう。
ボディーの強度は固め。小さすぎてこれ以上ボディーが変形したら中に乗っているプレイヤーがはみ出したりしてしまうからか、ガツガツぶつけても形状が変わりません。速度域が低いのもあるかもしれませんが、かなりぶつけてもエンジンから煙が出ないので、雑な扱いをしても安心。流石の日本製です。
ドリフトチューニング時の性能はかなり低く、とにかく前に進みません。アクセルを踏んでいる間ずっとタイヤが空転し続けて、一向にスピードが乗りません。ドリフトチューニングというよりはローグリップタイヤに近い感触で、ドリフトというか一生滑り続けているだけな感じ。
軽トラでドリフトなんてこんなもんかと思いつつ、通常版がチューニングで結構な性能に魔改造されることを考えると、このナリでドリ車としては普通に他の車たちと渡り合えるくらいの走りでも面白かった気はします。
カスタマイズ
期待通り、カスタムで遊び倒せるパーツが揃っています。この車オリジナルのパーツが多く、かなり気合が入っているのが感じられますね。
フロントバンパーは下に伸びるエアロにスプリッター。スカスカだった車体下部がエアロで閉じられると途端にスポーティーさが出てきます。リアバンパーも同じようにやってほしかったところですが、2種類のステップがある以外は悪ふざけとしか思えないクソデカディフューザーしかありません。GTA制作陣の異常なデュフューザー性癖がここでも発揮されています。
サイドスカートはサイドステップとエアロが用意されています。このエアロがカッコいいだけに、リアバンパーにまともなエアロがなくて4方向に下伸ばしが出来ないのが腹立たしい。
ヘッドライトカバーはイエロー・ブルー・グリーン・レッドの色付きのものが、ツリ目になるアイラインの差分付きで用意されています。これ自体は面白いパーツなんですけど色無しでアイラインのやつがほしくなりますね。グリルにはグリルガード、牽引フック、フォグライト、剥き出しオイルクーラーなどが付けられます。全部乗せでごっちゃごちゃにすることも可能。
ルーフアクセサリーはラッパ型のクラクション、ルーフライトの他、スプランクなど企業モチーフのアクセサリーが付けられます。荷台のアクセサリーと一緒に使ってくださいねって感じですね。
サンストリップは各企業のものが用意されています。かなり太めのハチマキで、一人称視点だと前方視界を妨げます。地味にウィンドディフレクターも付けられます。
一番の注目ポイントである荷台は期待を裏切らない仕上がり。企業名がついた荷台ボックスで真面目な配達トラック風になったと思えば、スプランクとアトミックのオブジェクトがドカンと載った広報車仕様、シンプルに段ボール箱を敷き詰めた自家用車風、ロールバーを付けたり荷台を取り払ったりして大改造と、様々な方向にやりたい放題。発想次第でいくらでも遊べるラインナップとなっています。
サスペンション変更による車高の下げ幅は大きく、しっかりローダウンできてキャンバーも付きます。エアロと組み合わせるとビタッと下げられてとても良い感じ。
マフラーはスポーティーなチタンマフラー、知能指数を下げた竹槍などがあります。
ペイントはメインカラーとサブカラーがあって、メインカラーで車体上部、サブカラーで車体下部などに色が適用されるので、ツートンカラーの塗り分けをすることができます。
ボディーペイントはクラシックなサイドストライプとロゴ、モダンな企業ペイント、ちょっぴりレトロ風な3色ストライプ、放置車両なのか真面目にアートをしたのか分からないスプレーペイントなどこちらも様々。何を選んでも面白いです。
ちなみに、クラシックなボディーペイントには車体に「4WD」と入るものがありますが、この車はFR。じゃあ嘘じゃん、と思うかもしれませんが、このゲームのドリフトチューニング車両は全てデータ上4WDになるので、ドリフトチューニングをすると嘘じゃなくなります。まぁ、そんな整合性を気にするやつ居ないか。
感想
今回のアップデートで最高の追加車両がやってきました。相変わらずリアディフューザー異常性愛者がやらかしている以外は最高のカスタマイズ性で、軽トラでしかできないカスタムが沢山出来ます。この車とタクシーペイントのハーディが停まってたら、それだけでロスサントスを日本に染められそうです。
性能面も純正だと普通に軽トラ、チューニングすると暴走マシンになる振れ幅の大きさがグッドで、モデルの性能を再現しながら魔改造が出来るのは本当に良いことです。どんなに高性能でも純正状態でモデルとかけ離れた走りをしていると萎えますからね。
ドリ車としてはちょっと性能が低すぎて、まともにドリフトで使うよりかは変な遊びで使う方が楽しそうですね。山間部のラリーコースとかを走ったりすると雰囲気もあって面白いですよ。
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